No.232

雑記

Skebの話
年末は「Skebは細々とやります」と言っておきながら、アピールで依頼を取るようになりました。さすがに割に合わないので単価は上げましたが、金銭目的よりも画力向上とモチベーション維持で続けています。

一番の理由は、ファンアートの熱量が落ち着いてしまった…ではなく、供給がなさすぎて燃料がとうとう枯渇。キャラによって供給の格差が大きいから余計につらい。供給の少ない同志たちで円陣を組みてえくらいです。お約束分の短刀と南海先生は描きたいイメージがあるので合間をみつけて描くつもりです(と年末から言っている)
あと2月はトワ…にもハマり、一度だけファンアートは描いたものの、原作で十分満たされてしまい、自家発電の必要はありませんでした。何なら人の創作物すら見れなくなる過激派です。非表示できる拡張機能最高!

オリジナルは、ランと犯の話は文章の予定になるので、描くとはまた違う感覚になってしまう。久々に「imperfect error」の面子を描きたいと思いながら、資料のエアージョーダンのことばかり考えていて全く進んでいません。描きたかった服装がシーズンオフになってしまったのもあるけど。

モチベーションが上がらない中、やってよかったのはXfolioの整理。昨年の秋頃から更新していなかったので、公開できそうなものを一気にアップしました。テンプレートも変更して、ポートフォリオらしくなったのが嬉しい。見返すと粗や稚拙さはあるものの、それなりの枚数が並ぶと壮観になるから不思議。学生時代は紙とクリアファイル、現像した写真でのポートフォリオ作りで苦労したので、本当に良い時代になったな…

Skebの話に戻ると、これは創作を再開してから考えていた「Pay money to my Pain」の精神です。厨二っぽいバンド名だなんて思って本当ごめん、Kのおっしゃる通りでした。

どれだけ時間をかけて丁寧に描いても、SNSに出せばインスタントに消費され、数字で評価が可視化される。その結果、自分の精神も一緒にすり減らしていく感覚からは逃げられず。承認欲求は落ち着いてるとはいえ、ゼロになることはない。だって人間だもの。それでも創作を続けようと思うなら、何かしら対価を得る選択肢もあった方が精神衛生上良いのでは?という考えに落ちつきました。

実際、これはメンタル維持にとても良かったです。依頼者の時間とお金を頂くからこそ、毎回実力以上のものを出そうと努力する。不特定多数ではなく、「見てもらいたい」「喜んでもらいたい」相手が明確。依頼時や納品後のメッセージが嬉しい。現時点での実力を出しきった絵がポートフォリオに追加して、少しずつ並んでいくことにも大きな達成感を感じる。モチベーション維持の循環としては今のところ最適解という気がしています。あくまで自分の場合だけど。

ただ、コミッションで利益を得ることに抵抗を持つ方もいらっしゃるので、進捗や完成品の公開には慎重になることを忘れずにいたいと思います。あと、一番は自分のために描くということも。

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