現パロのケルは私立中学受験に失敗して公立中高だけど、決して学力が低いわけではないのよね。同じく受験して合格したザイロンとの学力差があるわけでもなく、むしろケルの方が良かったりもする。二人のなにが違ったかというと本番に強いかどうか。

ケルは兄なので責任感はあるけど繊細で悪い方向に考えやすく、ザイロンは末っ子気質で物怖じしない楽観的なタイプ。二人の将来をコントロールしたい祖母は従順だけど出来の悪い（と思い込んでいる）ケルと、優秀だけど（祖母のケルに対する扱いに不満があるため）反抗的なザイロンどちらも持て余してる。
それぞれの個性を理解し、伸ばしていこうとする考え方はダグが教師だからできたことであって、他の職業だったら二人を引き取っても好転することはないし、そもそも引き取ろうとも思わない。元々が察しのわるい男だからね。学生生活という括りの中でねじ込んだ教師ポジションは意外とハマったのかも。

本編では年齢差もあってケルがザイロンの手を引くけど、現パロはその逆。現パロのケルはプレッシャーからくる適応障害やパニック障害（に近いもの）、過呼吸も多々あって、そうさせてしまう環境から連れ出そうと手を引くザイロンと、そこから笑って走る二人は一番かきたい。その後、ツヴァイとネジと合流して四人でピザパーティーするんだ（財布はダグ）

兄妹を主軸に考えると本編へのアンサーソングになりそうで大変楽しい。ダグとローズの関係、ネジのザイロンに対する攻めの姿勢もそう。当初のBL設定はギャグやコメディ要素だけど、本編で未練たらたらのツヴァイを吹っ切れさせるためにもう少し掘りさげてもいいような。

#ケルベロス #ザイロン #ダグ